追記 1
その日は背中に張り付く汗を介したTシャツが不快で
いくつもの記憶と記録がわたしの中に内包されていて
視覚と聴覚でそれを確かめようとするれどどうにも最早記憶が不確定で泣きそうになる。あの日のことを思い出したいのに。ずっと思い出したいのに。消し去りたいのに
その為に酒を煽っているのに
あなたの匂いがたまにする。今日は具合が悪いから会社を休んだ。慰めてくれるのは音楽とあなたのせいで見始めた映画だけ。どうせたあなたはわたしのことも貶して汚点として過ごしていくのだろう。SNSには綺麗なあなたがうつる。わたしはもう見られないけれど
思い出という凶器。それをいつまでも引きずっているわたしは自虐体質なのかもね。いつもいつも頭が痛くて吐き気がして止まらないのにね。そんなわたしはとっても滑稽で、あなたが見たら笑うだろうね
戻らないのはわかっているから、わたしの心からいなくならないのもわかっているから、せめて幸せでいることだけは知らせて。それは永遠に叶わないけれど