雑記 7

現在午後の14時

ゴミに囲まれた汚いベッドの上でちんぽここねくり回しながら文章を打っている。なかなかに憂鬱な気分だ


ふとしょうもない理由でインスタグラムを始めてみた。待ち人からの承認はおそらくこない、キモすぎハンバーグである。その過程で数人知り合いをフォローしてみた。他人の生活になど正直あまり興味などないのだが、指紋だらけの汚れた画面に映る綺麗な人生群を惰性でスクロールしてみると、ふと一人の知り合いのアカウントが目に止まった


彼は幼稚園から高校卒業まで付き合いのあった人間で、そこそこ仲が良かったんだか悪かったんだかわからないが、俺は割と好きな奴だった。ついでに金も借りた。クソすぎワロスである


そいつの投稿をぼけーっと眺めているとかなりの頻度で懐かしい顔ぶれが見える。小中同じクラスだったやつ、思春期男子特有の可愛いなって思ってたら席近くなって話しかけられただけでこいつ俺のこと好きなんじゃね?って勘違いして好きになってしまった女、クラス内カーストの頂点に君臨していた男、TSUTAYAの隣に住んでいためちゃくちゃ仲の良かった(と俺は思っている)ピアノ教室の息子。まじで立地羨ましいと思ってた。セブンとTSUTAYA徒歩1分。家でかいしめちゃくちゃ綺麗だしすげぇオシャレ。上野くん、お前だお前


スクロールするうちに左の薬指に指輪をした写真が飛び込んできた。結婚したのか、俺以外のやつと、、、


そこに寄せられたたくさんのおめでとうのメッセージ、幸せそうな写真







果たして俺は?


小中高の連中とはほぼ付き合いもないし休みの日にどこかに誰かと出かけたりもしない、次の日休みの仕事終わりにつまみをアルコールで流し込むのを唯一の楽しみにして息してる酒浸りの日々だ。友人なんて言えるような人間と会ったのはいったいいつの話だ?寝て起きて仕事行って休みの日に大して眠れない二日酔いの頭でかろうじて掃除洗濯を済ませ酒を煽る。この繰り返し。輝かしい写真なんて撮れないし、多分学生だった頃の連中で俺を覚えているやつなんてほとんどいないだろう。単純につまらない不快な人間なので好かれないし、人に時間を奪われるのがあまり好きではないから関係を絶ち切ってきた結果がこれである。


人から連絡が来ることもないし、好きな女も昔の連中もみんな俺のことなど忘れて幸せに暮らしているだろう。人生に充実度の数値が存在するならばおそらく俺は底辺だろう。友達はいない、突き抜けて劇的なことがあるわけでもない。誰とも関わらない、好かれない。ザ、孤独。誰かの記憶に残ることで人は生きるのならば確実に死にかけである。件のインスタの彼は昔から、葬式に人が来てくれるような生き方をしたい(意訳)などと宣っていた。有言実行である。きっと彼が死んだら沢山の人が涙を流して喪に服し彼のことを想って嘆くだろう

対して俺はどうだ?死んでも誰も気づかないだろう

あ、そんなやついたね。え、死んだの?へぇ~

二言三言の会話の種になるくらいが関の山だ。



散々昔から大人とは何かと考えてきた。最早俺も24。周りからすれば立派な大人である。いや全然全く立派ではないが、、


この間客にめちゃくちゃ怒鳴られた。態度を責められ、投げつけられた言葉が、社会人としての常識


俺はウケるな~ってヘラヘラ笑ってた。罵声や怒号を浴びせられるとつい笑ってしまう癖がある



彼は出世もして皆に好かれ頼られて常識もきちんと身に着け金を稼ぎ、誰かの人生を背負い真っ当に、立派に生きているだろう。比べて俺は何をやっているのだ?もう若手なんて言葉は通用しないし大人にならなくてはいけない年齢なのだ。中身がいつまで経ってもクソガキの俺はなんだ?本当にどうしようもない人間になってしまった。ベッドの上で土下座している、あの日の僕にごめんなさいと



どこで間違えたのかはわからないし、そもそも始めから間違っていたのかもしれない。彼のような輝かしい人生とは無縁の孤独でつまらない、息をしているだけの屍のような日々をこのまま歩んでいくのだろう。屍は息しないが、、



戦闘から逃げ続けて気づけば最後から手前くらいのジム。周りのやつらはレベル42とかなのに俺だけ23とか、そんな感覚



いつになったらまともになれるんでしょうね。幸せになれるんでしょうね




そんなことをいつまでも考えながらきっと今日も酒に逃げる。それを繰り返し気づけばおっさんになりボケ老人になり、歳だけ重ね大人になりきれないまま死んでいく。ガキの頃と変わったのは酒が飲めるようになったかならないくらいじゃないかな




あー


素晴らしい日々だ、おしまい。